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2006年1月。
寒さが増してきた本当に真冬の季節だった。 新幹線のチケットと小さなバッグを持って再び東京へ向かった。 ついにTAIJIさんとの対面する日がやってきたのだった。 それほど緊張などする方ではないのだが、流石この時だけは落ち着きが無い。それもそのはず、事前にTAIJIさんに「新幹線のチケットの座席を教えてくれ」と、そして「ホームまで迎えに行くから」と連絡を受けていたからだ。 ちょうどその頃音風のホームページでも発表されていたのだけど、TAIJIさんはじん帯を負傷していて歩ける状態ではないと聞かされていた。だからこちらから家まで伺いますと伝えたけど「大丈夫だから」と笑って答えてくれたのだった。 東京までの道のり、色々な事を想像していた。TAIJIさんとはどんな人物なのだろう?どんな生活をしているのだろう? 名古屋から東京まで「のぞみ」で1時間50分ぐらい。あっという間にその時間は過ぎて気付けば東京駅まで来ていた。車両のドアからでるとそこには松葉杖を持った自分が知るXのTAIJIが立っていた。革ジャンにウエスタンハット、そしてサングラス。 第一声は「初めましてTAIJIです。DAI君背高いなぁ」だった。 唯一残してあったハイヒールのブーツで来た為、普段より背が高くなっていたからだと思う。CDと同封で昔のアーティスト写真も送っていたのですぐ自分だと分かったみたい。 自分はというと感動のあまり声が出なく、挨拶と同時にTAJIさんにハグしていた(笑) その後タクシーに乗りTAIJIさんの自宅まで向かったのだった。 自宅に到着したのが夜だったため、その日は3時間ぐらい話をしたと思う。でもその3時間で分かった事がある。生活の中に音楽、楽器が同居している事だった。自分と話す時TAIJIさんは常にギターを持って会話し、ギターを放した時は音楽を流す。 後々「ロックは成る物ではなく在る物」と聞かされるのだが正にこの事なんだと思った。 その時の会話というとこれまた緊張していたせいでもあり、正直明確に覚えてないのだけど、何でも聞いてくれと言われたせいで身も蓋も無い事を聞いていた思う。今思えば恥ずかしいのだが、まだ1ファンが憧れの本人に会えたという感覚しか無かったのだと思う。 この日は電車が無くなる前に別れ、また明日おいでと言葉をかけられてTAIJI家を後にしたのだった。 つづく。。 |
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